昭和45年10月22日 夜の御理解



 今月今日改めてと云うところがありますね。改めて信心になる。私どもの場合、成程毎日願いを繰り返し繰り返ししております。けれどもその改めて願うということが非常にこう欠けて居るように思いますね。だから、毎日毎日繰り返し願いよりますではいけん。改めて願わにゃ、もう改まることだけ願わにゃいけん。ね、
 改まって願わなければならないと云うことになるのですよ。そこにあの私ども本気で磨くとか、改まるとか云うことになってまいりませんと、例えば磨けば磨いただけもう次の新しいものが出てきて居りますから、そこからいわゆる改めて願うと云うことになってくるんですね。改めて願うと、今月今日改めてと云うことなるとおもうね。私どももうちっと心して頂かなければならない。
 今月今日改めて。もう願う内容は同じであっても、もう今日の願いはもう改まった又別のその事の願いの様に新な斬新ないわば心を以ってその事が願われ続けて行かなければならない。ね、今月今日改めて願う。また改まって願うと云うことが大事なんですね。信心はその毎日もう十年一日の如しでね、只おんなじ事を繰り返し繰り返し願うとるだけではいけない。改まって願う。
 だからなら改まると云うことは、改めて願うと云うことは、どういう事かと云うところにね、焦点を置かなければいけない。なんか変わった事が起こって参りますとですね、その変わった事でスキッとこうその心の状態が変わって願うときのあの気持ちなんです。それが日日でなからなきゃならなん。ね、信心には改まって願うと云うところが大事だと思うですね。
   どうぞ。